Home > Column

vol.9  女王様は恋愛上手?  

“蘭”と聞くと、「上品な」、「高貴な」とか、「普通の花とはちょっとちがう」、「お高くとまってる?」というイメージがありませんか?実は、花を咲かせる植物の中で最も多くの種類を含むのが「ラン科」の植物で、なんと約2万5千種が世界中に分布しているのです。花の女王といわれるカトレア、蝶が舞うようなコチョウランなどは、今では身近な存在になりました。

「花の女王様」といっても過言ではないラン科植物は、植物の中で一番進化した特徴を数々備えてもいます。進化の頂点にあるランたちは多くの植物がある中で、いかにして効率よく生育できるかを考え、一部は木の上で生きていくことを選びました。根はスポンジのような部分で守られているので、体を支えるために木にくっつくような構造にし、呼吸の方法も他の植物たちとはちょっと違った仕組みへと、賢く、気高く進化してきました。

そんなランは昆虫たちにも特別に振舞います。普通、植物は受粉を虫たちに手伝ってもらう代わりに、蜜をあげたりすることで、お互いに助け合っています。でも、ランの中には、強い香りや、虫たちのメスの模様に花弁を変化させて、オスをだまして花粉を運んでもらうという高度な恋愛テクニックで自分たちをふやしていくものもあります。自分の物は与えず、相手に奉仕させる…さすが「女王様」です!!

ある特定の虫たちをターゲットとしている場合、その昆虫が来るまでじっと咲き続けます。
だからランの花は長持ちするものが多いのです。おそるべし、「女王様」!!

ちなみに女王様にも弱点が。蘭の花粉の塊を取ってしまうと急にしおれちゃいますので、ご用心。

 

by endy

 
 
採用情報 プライバシーポリシー 会社概要 お問合せ